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林真須美・健治が保険金詐欺の手口や方法を告白![和歌山カレー事件]

林真須美と林健治の画像

 

1998年7月和歌山県市園部の夏祭りでカレーに毒物のヒ素が混入され、

67人が急性ヒ素中毒となり、4人の命が奪われた事件(和歌山カレー事件)が発生しました。

 

和歌山カレー事件の容疑者として逮捕、起訴されたのが林真須美さん(当時37歳)であり、

2008年には死刑が確定されましたが、

この和歌山カレー事件が発生する10年も前から

林真須美さんは夫の林健治さんと共謀して保険金詐欺にも

手を染めていたことはご存知でしょうか?

 

しかも保険金詐欺で手に入れた金額は8億円以上とも言われているのが驚きですが、

これほどまでの大金を手にした保険金詐欺の手口や方法が想像を絶するものでした。

 

今回は、林真須美さんと林健治さん夫婦が共謀して起こした

保険金詐欺事件の手口や方法についてまとめました。

 

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目次

林真須美と林健治の保険金詐欺について

林真須美さんと林健治さんは共謀してヒ素を使用した保険金詐欺を行い、

総額で8億円ほどの金額をだまし取りました。

 

また、林真須美さんは

ヒ素を飲ませて林健治さんの命を奪おうとしていたという容疑もかけられています。

 

林健治さんは林真須美さんの裁判で被害者と認定された一方で、

林真須美さんと共謀して保険金詐欺をはたらいたとして懲役6年の判決を受けて服役。

 

林健治と林真須美の画像

 

林健治さんは林真須美さんにヒ素を飲まされたのではなく、

自分で飲んでいたと言っているのですが

妻をかばうためについた嘘だとされ、

未だ林真須美さんに容疑はかけられたままになっています。

 

果たして、真相は一体どうなっているのでしょうか?

 

林真須美さんと林健治さんの保険金詐欺のきっかけや手口・方法から

真相について探っていきたいと思います。

 

林真須美と林健治の保険金詐欺のきっかけ

林健治さんはシロアリ駆除の仕事をしていて、

仕事ではヒ素を使っていました。

 

そして林健治さんはある人から

「ヒ素は猛毒やけど、毎日少しずつ飲めば、免疫が強化されて健康になるんやで」

と聞かされていて、試してみたくなってヒ素をちょっと舐めてみたとのこと。

 

すると嘔吐や下痢の症状が出て入院し、

手足もしびれて、握力が20ほどしかない状態に。

 

そこで林健治さんは、林真須美さんの母親が

高度障害保険は死亡保険と同じくらい多額の保険金が支払われる

と言っていたことを思い出して保険金を得ることを考えたのです。

 

林真須美さんと林真須美さんの母親は元保険会社の外交員で

保険金の制度についての知識が豊富でした。

 

また、林真須美さんの母親には死亡保険がかけられており、

母親がなくなったときに林真須美さんは死亡保険金を1億4000万円程得たのです。

 

しかし、その保険金を林真須美さんの夫・林健治さんがギャンブルでほとんど使い込んでしまい、

林真須美さんは林健治さんに対して、怒りをぶちまけました。

 

そこで林健治さんは、

「それならワシが自分の体を張って保険金を取り返してやる」と

ヒ素を使った保険金詐欺を繰り返すようになったのです。

 

保険金詐欺の驚愕の手口・方法

保険金詐欺とは、被保険者(保険の対象になる人)が

病気・ケガ・死亡したと見せかけて保険会社から保険金を不正に請求する行為をいいます。

 

被保険者が死亡した場合や、身体に重度の障害が残るなどの場合は

3000万円以上の保険金が請求できることもあるようです。

保険金の画像

しかし、特に死亡保険や高度障害保険のような保険金が高額になる場合は

保険会社が不正に請求していないか徹底的に調査します。

 

そのため安易な嘘ではすぐにバレてしまいますし、

不正に保険金を請求して詐欺罪に問われれば、

刑法第248条により10年以下の懲役に処される場合もあります。

 

また病院では、血圧測定、筋電図、MRIなど、あらゆる検査・治療をされるので、

まったくの仮病でだまし切るのは無理です。

 

そんな中で林真須美さん、林健治さん夫婦はどのような手口や方法で、

8億円以上の保険金を手に入れることができたのでしょうか?

 

林健治さんは

職場で手に入れたヒ素を死なない程度(耳かきの3分の1程度)に自ら服用し、

体調を崩して入院し、実際よりも大げさな症状を装って保険金をもらっていました。

 

病院側もまさか自らヒ素を飲んでいるとは思わなかったのか

いくら調べても嘔吐や下痢の原因がわからず、

急性腸炎ということにされていたとのこと。

 

ヒ素の画像

 

また保険会社に高度障害保険金を請求するためには、

病院から高度障害(両手足が動かず、終身介護が必要など)の診断書を書いてもらう必要があります。

 

林健治さんは診断書に「両手足が一切動かない」と大袈裟に書いてもらうために、

入院中は林真須美さんに付き添わせ、寝返りさせてもらうふりをしていました。

 

寝返りを打ったところを看護師に見られてしまった際は、

林真須美さんに頼んで体勢を変えてもらったと嘘もついていたのです。

 

さらには林真須美さんにオムツを替えさせるところを看護師に見せて、

実際よりも重度の障害があるかのように振舞っていました。

 

同じ手口で20回も入院を繰り返していたため、

最後の方は病院側も保険金詐欺を疑い、

高度障害の診断に必要な180日間の入院を前に退院させられていたようです。

 

しかし結果的には20回の入院で

8億円以上の保険金を不正に得ることができてしまったとのこと。

 

自ら体を張って20回もヒ素を飲んでいたとは驚きです。

 

実際より大げさな症状を装っていたとはいえ、

嘔吐や下痢、手足のしびれなどの症状があったとのことですから

体に相当なダメージを負っていたでしょう。。

 

林真須美と林健治の保険金詐欺の代償

林真須美さんと林健治さん夫婦は8億円という多額の保険金を得ることができましたが、

林真須美さんが和歌山カレー事件の容疑者として容疑をかけられたことをきっかけに、

警察による徹底的な捜査が行われるようになりました。

 

その結果、どこからか湧き出るような多額の金の出どころは、

ヒ素を使った保険金詐欺で得たものだったことが判明し、

詐欺罪で林真須美さんと林健治さん夫婦は逮捕されることになりました。

 

林健治の画像

 

林健治さんは詐欺罪により懲役6年の罪で服役後に出所できましたが、

ヒ素を服用し続けた代償は大きかったようで、身体はボロボロ、

その後、脳内出血で倒れ、左半身が麻痺したため、

現在はデイサービスを受けながら一人暮らしをしています。

 

一方、和歌山カレー事件の容疑で逮捕され

死刑が確定している林真須美さんは現在も服役中です。

 

しかし林健治さんは妻の林真須美さんの和歌山カレー事件への関与を否定し、

無実を主張し続けています。

 

 

 

まとめ

林真須美さんと林健治さん夫婦が起こした保険金詐欺の手口や方法についてまとめました。

 

林真須美さんと林健治さんは

和歌山カレー事件が発生する10年も前から自らの身体を犠牲にして、

保険金を不正に得ていました。

 

もし、和歌山カレー事件の容疑をかけられていなければ保険金詐欺が発覚せずに

不正に得た8億円以上の保険金で裕福な暮らしを続けていたかもしれません。

 

保険金をたんまり溜め込み、家族で裕福な暮らしをしていた状況下で、

あえてカレー事件を起こして、詐欺事件発覚のリスクを負うようなことをするとは考えにくいです。

 

林真須美さん本人も和歌山カレー事件について無実を主張していますが、

真相はどうなのでしょうか。

 

この事件で命を落とした犠牲者とその家族のことを想うと、

真実が明らかになることを願うばかりです。

 

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