1998年7月和歌山県市園部の夏祭りでカレーに毒物のヒ素が混入され、
67人が急性ヒ素中毒となり、4人の命が奪われた和歌山カレー事件。
和歌山カレー事件の容疑者として逮捕、
起訴されたのが林真須美さん(当時37歳)であり、
2008年には死刑が確定されました。
林真須美さんといえば
マスコミに向かってホースで放水している画像があまりにも有名ですが、
事件の容疑をかけられている中、このような行為をした理由が衝撃でした。
またこの画像により、ミキハウスにも風評被害があったと言います。
今回は林真須美さんがマスコミにホースで水をかけた理由や
ミキハウスへの風評被害についてもまとめました。
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目次
ホースで放水した映像でミキハウスが動く
林真須美さんといえば、逮捕前、
自宅を取り囲む多くのマスコミに向けて不気味な笑みを浮かべながら
ホースで放水している姿の印象が残っている方が多いと思います。
そのとき林真須美さんが愛用して着ていた黒いTシャツには、
子供服で有名なアパレルブランドのミキハウスのロゴが入っていましたが
ブランドのイメージダウンを懸念したミキハウスの要請で、
報道の際にロゴの部分にぼかしが入るようになったのです。
しかし、ミキハウスの要請も虚しく、
ミキハウスのブランドはイメージダウンにより
当時の売り上げは伸び悩んだそうです。
アパレルブランドから報道の際の画像にぼかし処理をするよう
要請が出されるほど日本国民の印象に強く残り、
林真須美さんと言えばこのカメラに向けて放水する画像というイメージになりました。
では一体、林真須美さんはなぜ
マスコミに向けて放水するという大胆な行動をしてしまったのでしょうか。
夫、林健治さんが語る放水した衝撃理由とは
林真須美さんの夫である林健治さんは、
当時の林真須美さんの行動について振り返り以下のように語っていました。
ワシは亭主関白やったんよ。女に出しゃばられるのが大嫌いで、眞須美にもそういうことは許さんかった。眞須美がホースでマスコミの人らに水をかけたのも、ワシが「あいつら頭がゆで上がってるから、水でもかけてやれ」と指示したからやったしね。
(弁護士ドットコムNEWSより引用)
夫である林健治さんの指示で林真須美さんが
マスコミに向けて放水したということのようです。
夫に指示されたとはいえ、
林真須美さんが事件の容疑者として疑われている状況下で
放水してマスコミを挑発する行為に及ぶことはにわかには信じ難いものですが、
この行動にはある理由があるようです。
マスコミによる執拗な取材や報道の末
和歌山カレー事件は以下のような
マスコミの過激な取材や報道がされた事件としても有名でした。
・自宅の前には24時間体制で数十人のマスコミが待機している。
・玄関から姿を見せればカメラのフラッシュがたかれる。
・車のエンジンをかけただけでも囲まれる。
・夜中の0時を過ぎてもライトで自宅を照らされる。
・自宅の周囲にはタバコの吸い殻、ジュースの空き缶、弁当の空箱などのゴミが捨てられる。
・報道カメラマンが2階の窓から自宅の中を覗くために脚立を自宅前に置かれる。
・郵便ポストの中身が何回も引き抜かれ、こっそりと封を開けられて内容を見られる。
・写真週刊誌に誤って娘の写真が載せられてしまう。
林真須美さんが事件の容疑者として疑いをかけられてしまったことにより、
当時、中3の長女、中2の次女、小5の長男、保育園年中の三女の
4人の子供たちも取材の対象となってしまったことも含め、
上記のようなマスコミによる過激な取材や報道が日夜行われたことによって家族の心身が病み、
怒りが込み上げて最終的にホースで放水するという行動を取ってしまったのかもしれません。
まとめ
林真須美さんがマスコミにホースで水をかけた理由や
ミキハウスへの風評被害についてご紹介しました。
林真須美さんがマスコミに向けてホースで放水した理由は
夫である林健治さんの指示だったということ。
そして執拗な取材や報道をするマスコミに対して、
頭を冷やしてもらう目的で林真須美さんが放水をしたということのようです。
今回の事件は、マスコミによる部分的または過剰な報道により、
ときに視聴者に偏ったイメージを植えつけてしまい、
相手を必要以上に追い込んでしまった事案ではないかと感じました。
林真須美さんは2008年に死刑が確定になりましたが、
現在も無実を主張し続けています。
死刑が執行されるまでに新たな事実は解明されるのでしょうか。
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