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新千円札の人物は北里柴三郎!肖像画に選ばれた理由は?野口英世は弟子だった

新千円札の画像
北里柴三郎の画像

政府が2024年の紙幣改定により、一万円などの紙幣を2004年以来、20年ぶりに刷新する方針を固めたことが2019年4月8日に分かりました。

 

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今後、刷新される予定の千円紙幣の肖像画には「日本の細菌学の父」と呼ばれた医学者であり細菌学者の北里柴三郎(きたさとしばさぶろう)の起用を検討しているとのことです。

新千円札の画像

裏面は、葛飾北斎の名所浮世絵揃物「富嶽三十六景」全46図中の1図「神奈川沖浪裏」だそうです。

新千円札の画像 神奈川沖浪裏の画像

 

この記事では、新千円札の肖像画起用を検討されている北里柴三郎についてどんな人物なのか、そして起用される理由についてまとめます。

 

 

北里 柴三郎 (きたさと しばさぶろう) 1853〜1931年

北里柴三郎の画像

 

細菌学者。「日本の細菌学の父」「近代日本医学の父」とも称される。

1853年、現在の熊本県小国町で庄屋の家に誕生。18歳で熊本医学校(現・熊本大医学部)に入学。その後、東京医学校(現・東大医学部)にも学ぶ。

卒業後は内務省衛生局に入り、ドイツへ留学。細菌学の権威ロベルト・コッホに師事し、留学中に破傷風菌の純粋培養に成功。血清療法を発表する。

帰国後の1892年、伝染病研究所を設立。2年後に香港でペスト菌を発見した。

1914年、伝染病研究所が東京帝大の下部組織へ移管されることに反対し、私財を投じて北里研究所を創設。1917年には、慶応大の医学部開設にあたって医学科長に就任した。

1931年、78歳で脳溢血により死去。没後の1962年、北里大学が創設された。

 

「日本の細菌学の父」と呼ばれる理由

 

北里柴三郎は破傷風を予防・治療する方法を開発し、日本の細菌学を大きく発展させたことで「日本の細菌学の父」と呼ばれています。

北里柴三郎博士は破傷風菌の純粋培養(破傷風菌だけを取り出し培養する)や血清療法の確立、ジフテリアと破傷風の抗血清開発など、細菌学の分野で多大な功績を上げ、国内外での伝染病予防と治療に貢献したことで知られていますが、そこには、医の基本は予防にあるという信念がありました。

引用:北里大学(https://www.kitasato-u.ac.jp/hokken-hp/special/dna/hokken_origin.html)

 

さらに、北里柴三郎はヨーロッパの人口を激減させた死の病気「ペスト」を日本で拡散させる前に撲滅させた偉大な功労者だったんです!

 

 

 

北里柴三郎が新千円札の肖像画起用を検討された理由

北里柴三郎の画像

北里柴三郎が新千円紙幣の肖像画に起用を検討された理由は「世界に誇れる人物であること」や「偽造されにくいデザイン」という内容のほかに、

 

現行の千円札の野口英世が肖像画に採用された背景にも理由がありました。

 

野口英世は医師、細菌学者として活躍し、黄熱菌や梅毒の研究など偉大な功績から「優秀な科学技術国家として、世界に寄与し続ける日本のイメージを表すもの」として2004年の紙幣改定の際、千円札の肖像画に採用されました。

 

北里柴三郎も野口英世と同じ、医師、細菌学者として偉大な功績を残していることを考えると、

北里柴三郎が肖像画に選ばれる理由は

「優秀な科学技術国家として、世界に寄与し続ける日本のイメージを表すもの」に北里柴三郎が当てはまっていることが大きな理由だと考えられます。

 

お札の肖像はどのように選ばれるのですか?

肖像をはじめとするお札の様式は、通貨行政を担当している財務省、発行元の日本銀行、製造元の国立印刷局の三者で協議し、最終的には日本銀行法によって財務大臣が決めることになっています。 お札の肖像の選び方には、特別な制約はありませんが、おおよそ次のような理由で選定されています。

  • 日本国民が世界に誇れる人物で、教科書に載っているなど、一般によく知られていること。
  • 偽造防止の目的から、なるべく精密な人物像の写真や絵画を入手できる人物であること。

こうして、現在のお札の肖像は、明治以降に活躍した文化人の中から選ばれています。 現在発行されているお札について、財務大臣は改刷当時、「優秀な科学技術国家として、世界に寄与し続ける日本のイメージを表すものとして野口英世を、日本の社会で女性の地位が向上し、男女共同参画社会が進むなど、新しい時代の流れを表すものとして樋口一葉を採用した」と説明していました。

お札のデザインに肖像が描かれているのは、人の顔や表情のわずかな違いにも気がつくという人間の目の特性を利用しています。

引用:独立行政法人 国立印刷局(https://www.npb.go.jp/ja/intro/faq/index.html)

 

実は、野口英世は北里柴三郎が設立した私立北里研究所に助手として研究をしていたんです。いわゆる弟子ってやつですね。

 

なので、北里柴三郎よりも野口英世の方が先に紙幣の肖像画に選ばれていたのが不思議なくらいです!

 

千円札の肖像画の変遷

 

千円の肖像画の変遷も見ていきましょう。

2024年〜

新千円札の画像(表)北里柴三郎
新千円札の画像(裏)神奈川沖浪裏「葛飾北斎」

平成16(2004)年11月1日〜

千円札の画像(表)野口英世
千円札の画像(裏)逆さ富士

 

昭和59(1984)年11月1日〜

千円札の画像(表)夏目漱石
千円札の画像(裏)タンチョウ

 

昭和38(1963)年11月1日〜

千円札の画像(表)伊藤博文
千円札の画像(裏)日本銀行

 

昭和25(1950)年1月7日〜

千円札の画像(表)聖徳太子
千円札の画像(裏)法隆寺夢殿

 

 

従来の紙幣は金額が漢字で表記されていましたが、新しい紙幣からアラビア数字で表記されるようですね。

 

「千円」から「1000」ってちょっと安っぽく見える気が、、

 

外国人がわかりやすいグローバルな表記にするという「ユニバーサルデザイン」がアラビア数字表記になる理由みたいです。

ユニバーサルデザインとは

文化・言語・国籍や年齢・性別などの違い、障害の有無や能力差などを問わずに利用できることを目指した建築(設備)・製品・情報などの設計(デザイン)のことである

「できるだけ多くの人が利用可能であるようなデザインにすること」が基本コンセプトである

 

 

 

 

まとめ

 

2024年の紙幣改定により、新千円札の肖像画起用を検討されている北里柴三郎についてどんな人物なのか、そして起用される理由についてまとめました。

 

北里柴三郎は破傷風を予防・治療する方法を開発し、日本の細菌学を大きく発展させたことで「日本の細菌学の父」と呼ばれる人物で、

 

北里柴三郎の弟子である野口英世が肖像画に採用された理由「優秀な科学技術国家として、世界に寄与し続ける日本のイメージを表すもの」に北里柴三郎も当てはまっていることから新千円札の肖像画としてふさわしい人物であると政府が判断したと考えられます。

 

2024年度上期を目処に流通させる方針だそうなので、楽しみに待ちましょう!