モデルとして、CMやドラマで活躍する水原希子(みずはらきこ)さん。
水原希子さんは、アメリカ人と韓国人のハーフで、本名が「オードリー・希子・ダニエル」であることがわかっています。
そんな、アメリカと韓国のハーフである水原希子さんが、日本名の芸名で活動していることから、国籍がどこなのかや日本人名で活動をしているのはなぜなのか気になっている方も多いようです。
この記事では、水原希子さんの国籍がどこなのか、アメリカと韓国のハーフなのに日本人名で活動をする理由についてまとめます。
目次
水原希子の国籍はアメリカ
水原希子さんの国籍はアメリカで、本人もツイッターで公言しています。
アメリカ国籍。不思議でしょ。RT @mnc_krt: @kikoxxx きこさんって、ドコ国籍?
— Kiko Mizuhara 🌏 水原希子 (@kikoxxx) 2012年9月24日
水原希子さんは、アメリカ人の父と韓国人の母のハーフでアメリカのテキサス州フォートワースで出生しました。
水原希子さんの生まれはアメリカですが、その後、2歳のときに来日して神戸で育ち、人生の大半を日本で過ごしています。
国籍を日本に(帰化)しなくても永住ビザがあれば、日本に住むことはできます。しかし、公的書類が必要になった際に、市役所ではなく大使館や領事館へ出向く必要があったり、身分を証明する在留カードの所持が義務付けられていたりと様々な点で不便なことが多いです。
それでも、水原希子さんが国籍を日本にはせず、そのままアメリカに置いておくのはなぜでしょうか。
水原希子が国籍を日本にしない理由
水原希子さんは既に日本に帰化する条件は満たしているので、いつでも帰化することはできます。それでも、国籍をアメリカのままにしておくのは何か理由があるのかもしれません。
理由①:アメリカ国籍にしたかった母親の想い
水原希子さんの母親は日本で生まれた在日韓国人で元アメリカン・エアラインのキャビンアテンダントでした。アメリカへの憧れが強く、アメリカの永住権やハーフの子供が欲しいという想いからアメリカ人男性と結婚したとも言われています。
現に、水原希子さんをアメリカで出産し、アメリカ国籍を取得。水原希子さんが2歳の時に日本に帰国していることから、水原希子さんの国籍をアメリカにしたかったと考えられます。
そんな母親が手に入れてくれたアメリカ国籍ですから、水原希子さんも母親の想いを汲んで国籍はアメリカのままにしておいているのかもしれません。
理由②:国籍に拘る必要がないから
水原希子さんは、2018年3月7日放送の「NEWS ZERO」(日テレ)に出演した際に、自身の国籍について話していました。
番組では自身のルーツについて「家に帰ったら白人のお父さんがいて、母は日本で育っているんですけど韓国人で、自分にとって子供のころからすごく、どう受けとめたらいいのか分からなくて、それで自分を隠すようなことをしてきてしまった。自分のバックグラウンドを受け入れられて、恥ずかしいと思っちゃっていた」と、負い目に感じていた時期もあったという。
「皆が一緒の方向を見なきゃいけないっていう暗黙のルールみたいな、なんで自分がそういうふうに感じてるのか分からないでそうなっちゃってるっていうことが、ある意味、一番怖くて。わたしの場合はそれが国籍だったけど、いまはジェンダーのことだったり、いろんな多様性っていうものがあってこの地球に生きていて、みんな人間だし、そういうふうに考えたらすごく楽になった」と語った。
アメリカ人の父と韓国人の母と日本で育った水原希子さんは、徐々に国籍に拘る必要はないと思ったようです。
確かに、アメリカ国籍のまま今まで日本でも活躍してきているので、今更日本国籍になる必要もないのかもしれませんね。
理由③:再びアメリカ国籍の取得は困難
一度、日本国籍を取得(帰化)してしまうと、再びアメリカ国籍を取得することは困難です。
特にアメリカの国籍を取得する場合は、面接と米国市民学試験を受ける必要があるのですが、2歳から日本で育った水原希子さんにとって市民学試験を突破することは難しいでしょう。
面接と試験では、英語力、および米国の政治や歴史に関する理解についてテストされます。英語については、読み書きと会話能力が試されます。市民学については、出題される問題集を事前に、USCISのサイトからダウンロードできます。試験は2回まで受験可能です。
50歳以上で過去20年以上米国に居住している場合、また55歳以上で15年以上居住している場合は、通訳をつけることが可能。引用:hawaiinisumu
もう2度と取得できないであろうアメリカの国籍をそう簡単には喪失できないのかもしれません。
水原希子が日本人名で活動する理由
水原希子さんの本名は「オードリー・希子・ダニエル」ですが、日本語名の「水原希子」で活動する理由はなんなのでしょうか。
実は、水原希子さんは、2003年(13歳)にミスセブンティーンに選ばれているのですが、その時は「ダニエル紀子」という名前で活動していました。
その後、2006年(16歳)の時に、飲酒と喫煙をしていたことが発覚してしまい「Seventeen」の専属モデル契約を打ち切られてしまいます。
上記の画像から、「Seventeen」に所属していた3年間の間に「ダニエル紀子」から「水原希子」に改名したことになります。
ちなみに、不祥事を隠すために改名したという記事もありましたが、不祥事を起こす前から改名しているので「不祥事を隠すために改名」というのはガセです。
さらに、後の号で改名は帰化したからと記載されていたようですが、実際は帰化していなかったことも判明したので、「帰化したことによる改名」もガセのようです。
日本語名にすることで偏見を減らしたい
「ダニエル紀子」から「水原希子」に改名した理由については明らかになっていませんが、おそらく偏見を減らしたいという理由から改名したのではないかと考えられます。
当初は、ハーフタレントそして活躍して欲しかった母親が「ダニエル紀子」という名前で応募し、しばらくは活動を続けていましたが、昔から国籍やハーフな自分にコンプレックスを感じていた水原希子さんは、ハーフタレントとして活動することが苦痛になってきてしまったのかもしれません。
また、「ダニエル紀子」という名前が理由で「どことどこのハーフなの?」「国籍はどこ?」という質問に答えるのが煩わしく感じてしまい、日本名で活動したいと改名したのではないかと考えられました。
水原希子の国籍や日本語名についての反応
「水原希子は日本名を名乗ったほうが日本での活動に有利だと思ったのでは?」というツイートを見かけたのだけど、オカマたちも「ミッツ・マングローブ」「ナジャ・グランディーバ」「ジョン・F・ケネ美」「ベギラマU子」等々の多国籍な名前を名乗っているし、別に誰が何を名乗っても構わないのでは。
— 西のオカマ BSディム@書籍発売中 (@BS_dim) 2017年9月18日
二重国籍とか水原希子さんについて批判しまくっていた方が、カズオ・イシグロさんについて「日本に生まれた人」として賞賛してたら本当に都合が良いなと思います。
— 日下部元美 Motomi KUSAKABE (@MoKusakabe) 2017年10月6日
米韓のハーフで国籍は米国。#水原希子
こういう人のアイデンティティてドーなってんだろうね。祖国という概念はあるのか。確か神戸で育ち、子供の頃イジメられて日本に恨とか言ってた。でも平気で日本人に背乗りする。
日本人もどき(ナンチャッテ日本人)やるんでも畳では靴は脱げよ。
— 市民⚪️ケイン⚫️ (@uwNZe8nzkiQJXVa) 2018年3月5日
水原希子は好きでも嫌いでもないんだけど、ミスセブンティーンでデビューした時は、ダニエル希子という名前で木村カエラみたいにハーフ枠かと思ってた。中1という若さに驚いて、水原希子に変わって更に驚いたなぁ。後の号で改名は帰化したからとあったけど、今見たら帰化してないようで、また驚いた。
— ユリカ (@yurica_skr) 2018年4月9日
まとめ
今回は、水原希子さんの国籍やハーフなのに日本人名で活動をする理由についてまとめました。
水原希子さんは、自身の国籍やハーフであることについて悩んだ時期もあったようですが、現在は、視野をさらに広げて海外でも活躍されています。
水原希子さんの今後の活動も応援したいですね!