川崎県登戸で発生した事件で、両手に持った刺身包丁でスクールバスを待つ小学生に次々に襲いかかった凶悪犯、岩崎隆一は事件後に自ら命を絶ったため、犯行の動機が明らかになっていません。
しかし、捜査が進む中で、岩崎隆一容疑者の犯行の動機が少しずつ解明されつつあります。
今回の登戸の事件は、当初、岩崎隆一容疑者は無差別的に襲ったとされていましたが、計画的にカリタス小学校を襲っていたことがわかりました。
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目次
計画的にカリタス小学校を狙った
岩崎隆一容疑者は、計画的にカリタス小学校を狙っていた可能性が高いです。
なんと、運動会の振替休日の日を把握して、入念な下見を行なっていたんです。
事件現場を下見していた
岩崎隆一容疑者は、事件を起こす4日前(5月24日金曜)に、現場を入念に下見していました。
捜査関係者への取材で、岩崎容疑者とみられる男が事件４日前の朝、事件当日と同様、自宅最寄りの読売ランド前駅から事件現場近くの登戸駅まで電車で移動。さらに、徒歩で現場付近を訪れていたことが分かった。
翌日の土曜日はカリタス小学校の運動会で、事件前日の月曜日は振り替え休日になっていたことから、警察は、岩崎容疑者が事前に下見をし、カリタス小学校の児童らの動きを把握した上で当日の犯行に及んだ可能性もあるとみて調べている。
引用：yahooニュース
カリタス小学校は5月25日(土)に運動会が開催されたため、5月27日(月)は振替休日でした。そのため、事件前日には下見ができなかったんです。
岩崎隆一容疑者は、振替休日を把握して通常登校日の5月24日(金)を下見日としていたと考えられます。
カリタス小学校のスクールバスは決められた時間に運行していたので、犯行を起こす時間を確認していたのでしょう。
カリタス小学校を狙った理由
岩崎隆一容疑者が住んでいた自宅(川崎市麻生区多摩美)の近くにも小学校はありました。
また、登戸駅付近にはカリタス小学校よりも近くに幼稚園や保育園、小学校が複数ありましたが、
なぜカリタス小学校が狙われてしまいました。
複雑な家庭環境から生まれた恨み
岩崎隆一容疑者は、両親の離婚後、伯父夫婦に引き取られるという複雑な家庭環境で育ちました。
伯父夫婦の家には祖母も暮らしていたのですが、岩崎隆一容疑者にだけ厳しく躾をしていたようなんです。
また、いとこも一緒に暮らしていたのですが、祖母があからさまにいとこと差別していたらしく、岩崎隆一容疑者にとっては地獄のような生活だったのかもしれません。
そして、いとこは私立の名門カリタス小学校に進学。一方、岩崎隆一容疑者は公立小学校に通っていました。
さらには、いとこ姉の娘もカリタス小学校に通っているという情報もありました。
もちろん、公立小学校が悪かったのではなく、常に祖母からいとこと比較されて惨めな思いをしていたのだと考えられます。
「隆一は、父親でも母親でもなく伯父夫婦が預かることになった。伯父夫婦には、実子として隆一のいとこにあたる兄妹がいて、端から見たら三きょうだいのように見えるけど、伯父さんたちは『預かって育てている子だ』と近所の人間にもはっきりと言っていました。（子供時代の）僕の目から見ても、隆一よりその兄妹のほうが大事にされているようには感じていて、とくに妹さんは地元の小学校じゃなく、たしかカリタス小学校に通っていたはずです」
「いとこ2人はカリタス小に通っていたと聞いた」と証言。一方、岩崎容疑者は地元の公立小を卒業。子供時代の複雑な家庭環境を背景に、岩崎容疑者が一方的で理不尽な恨みを抱き、カリタス小の児童らを襲った可能性が出てきた。
引用：スポニチ
これはあくまで憶測ですが、
岩崎隆一容疑者だけ、受験させてもらえず、塾にも通わせてもらえず、いとこのように十分な教育を受けさせてもらえていなかった可能性もあります。
岩崎隆一容疑者は、今の現状(引きこもり)は十分な教育を受けさせてもらえず、常にいとこと比較されてきたことが原因だと感じ、
そのような怒りの矛先が、祖母からいつも比較されたいとこの母校、カリタス小学校に向けられたのではないかと考えられます。
まとめ
岩崎隆一容疑者が、カリタス小学校を襲った理由についてまとめました。
岩崎隆一容疑者は、祖母からの厳しい躾や、カリタス小学校に通ういとこと比較され続けたことを恨んでいるのではないか、
その恨みや怒りの矛先が、いとこの母校であるカリタス小学校を襲ったと考えられました。
今後、伯父夫婦の証言でより具体的な動機がわかるかもしれませんね。
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